文美(ふみ)について

文美について

着物の美しさにふれる機会を

お祖母さまやお母さまから譲られて「着たいけど着る機会がなくて・・・」というタンスに眠るお着物がありましたら、ぜひ着てみてください。

着物には、とても高度な技術で織り染められた素晴らしいものがたくさんあります。寂しい金額で売ってしまう前にぜひ一度お袖を通してみてください。それが紬や小紋のお着物でしたら普段から着て楽しめるように、訪問着など礼装のお着物でしたら訪れる晴れの日にさっと着られるように、お着物を長い眠りから目覚めさせてあげてください。

ここまで書いたことは、私の経験から生まれた着物への想いです。

着物好きな義母の想いを受け継いで

「文美」という教室名は、着物生活を始めるきっかけをくれた義母の名前「文」と、義母の着物愛を受け継がせていただいた私の名前の頭文字をあわせて名付けました。

文美では、着物を日常着として日々気軽に楽しんでいただきたいという想いでお稽古を開いています。

基本的な着方や作法を覚えたら、少しずつご自身の体型やお好みに合った、心身ともに心地良いと感じる着方を身に付けて日々着物を楽しむことを目標に「一昨日はジーパン、昨日はワンピース、今日は着物」というふうに、普段のお洋服と同じ場所に着物を並べていただきたいのです。

着物の美しさにふれる機会を

お祖母さまやお母さまから譲られて「着たいけど着る機会がなくて・・・」というタンスに眠るお着物がありましたら、ぜひ着てみてください。
着物には、とても高度な技術で織り染められた素晴らしいものがたくさんあります。寂しい金額で売ってしまう前にぜひ一度お袖を通してみてください。それが紬や小紋のお着物でしたら普段から着て楽しめるように、訪問着など礼装のお着物でしたら訪れる晴れの日にさっと着られるように、お着物を長い眠りから目覚めさせてあげてください。

ここまで書いたことは、私の経験から生まれた着物への想いです。

きもの着付教室 文美でお伝えしたいこと

きもの着付教室 文美で
お伝えしたいこと

3つの約束

きもの着付教室 文美では、日々の生活の中でもサッと着物を着て楽しむことを目標に、受講して下さる生徒の皆様に次の3つのことを意識してお伝え致します。

約束1

すっきりとしなやかに
着こなす技術

着付けについては、決まり事をしっかり覚えるだけでは形が綺麗でもコチコチの窮屈な着姿になりますし、面倒だからとあれもこれも省いてしまったのではすっきりとしない着姿になってしまいます。時間をかけずにすっきりとしなやかに着られたら、きっと毎日着物を着たくなります。

約束2

手間をかけずサッと
着こなせる着付法

せっかく着方を覚えても、例えば次に着るのが数か月後の結婚式となれば、「あれあれ?上手く着られない。この紐はどこに締めるのかしら・・・やっぱりワンピースにしちゃおう!」と、何十分も着るのにてんやわんや、なんとか着られても着崩れが気になって仕方がない、というのでは自然と着物から心が遠のいてしまいます。週に2~3日ほど短時間でも着物で過ごすことができたら理想的です。

楽しく気軽に
着物が身に付く習慣

そして大切なのは楽しむこと。どのようなお稽古事も無理なく楽しくなければ身に付かないものです。文美のお稽古では「楽しく」「気軽に」「丁寧に」を心がけております。

ぜひご一緒に、着物ライフを楽しみましょう。

講師プロフィール

講師 上村美智子(かみむらみちこ)

1978年生まれ。音楽系高校・大学を卒業後、ピアノ教室経営を経て、着物が大好きだった義母からたくさんの着物を譲り受けたことをきっかけに和装道へ。「いただいた着物をせめて自分で着られるように」と始めた着付け、その魅力にひき込まれ講師資格を取得。

お稽古は「楽しく」「気軽に」「丁寧に」を心がけています。皆様の「きものを着てみたい」の実現のために少しでもお役にたてましたら幸いです。

  • 全日本きもの着付けコンサルタント協会認定
  • 日本和装協会認定
講師プロフィール

みなさまへ

はじめまして。きもの着付教室 文美(ふみ) 講師の上村美智子です。
これから着付けを始められる皆さまへ、私が着物生活を始めたきっかけなどをこちらでご紹介させていただきたいと思います。

私が大人になって初めて着た着物は成人式の振袖でした。その昔祖母が母のために誂えたもので、私が着たのはそれから24年も後のこと。その雰囲気は会場でなかなかの目立ちようで地域の広報誌にも写真を載せていただきました。とてもとても小さくでしたけど(笑)。

その後大学を卒業して、一枚は着物を持つよう母に勧められ購入したのが、辻が花の訪問着と袋帯・小物一式でした。年に数回着るか着ないかのお祝い事お呼ばれ用です。母は着物や工芸品にとても詳しい人で、母が選んだものをそのまま購入。その一式は20年経った今でも重宝しています。

その呉服店で12回コースの着付け講座を受けたのですが、当時興味がなかったせいか全く身に付かず、着物を着るたびに美容室へ大荷物を抱えて行っては着付けていただいていました。準備も慣れないので前日からの大騒動。当時の私にとって着物は「特別な日に着るもの」でした。

そんな私も結婚することになり、着物が大好きだった義母からたくさんの着物を譲られることになりました。
はじめて譲られたのは、金糸たっぷりのスワトウ刺繍が施されたそれはそれは綺麗な黒留袖でした。お義母さんもう着ないつもりなのかな・・・と少し寂しさを感じたのですが、なんと黒留袖だけで他に3枚も持っていたと後で知ることになります(笑)。

それから次々と義母の着物愛とともに何十枚もの着物と帯が私のもとへ贈られてきました。しかも、すべて私の寸法に直して・・・

私は着物以外の面でも義母からの深い愛情をいつも感じていました。その義母に感謝を伝える一つの心として
「義母が大切にしていた着物を、日々心をこめて着ること」
それが私の着物生活の始まりです。

とはいえ、日々着るたびに着付けをお願いしていては、荷物の持ち運びも大変ですが、何よりお財布が大変なことになってしまいます。

自分でさっと着られるよう着付けを教わらなくては。プライベートでゆっくり学びたかったので、近所の呉服店へ行き、個人でお教室を開かれている先生を紹介していただくようお願いしました。「いい先生がいるよ!」とその場でお電話してくださり、数日後にはお稽古を始めていました。

当時の私は、和のお稽古事の先生に厳格なイメージをもっておりとても緊張していましたが、お会いするととても親切で思いやりのある優しい先生でした。お稽古はとても楽しく丁寧で、時には私がクタクタになっても「もう一回頑張って♪」といつもの柔らかな口調で愛の鞭(笑)、「綺麗に着られるようになってほしい」という先生のお心が感じられる熱心なお稽古でした。
着られるようになったらすぐに卒業させていただくつもりでしたが、着付けは本当に奥深く、先生のお人柄も大好きで今でもお世話になっています。

これらの経験が私の着物ライフのベースになっています。

これから文美にいらしてくださる皆さまにも、着物や着付け、お稽古に、私と同じような気持ちを持っていただけるよう、心をこめてお待ちしております。